- 赤澤 諭
- 中溝 聡
- 金城 武士
- 中村 麻里子
- 上田 彰
- 長谷川 久紀
- 本間 健一
- 犬伏 俊博
- 飯塚 麻菜
- 本多 教稔
- 南宮 湖
- 菊池 潤
- 緒方 昌平
- 前原 隆
- 花輪 書絵
- 藤枝 雄一郎
- 東野 俊洋
- 福與 俊介
- 福田 桂太郎
- 門脇 淳
- 川島 広稔
- 野田 真史
- 小松 梨恵
- 高原 政宏
- 庄田 宏文
- 守田 玲菜
長崎大学 医歯薬総合研究科 展開医療科学(第一内科) 赤澤 諭
MWSでしか得られないこと
私は大学院4年目で参加させていただきました。専攻は内分泌代謝内科、研究分野は1型糖尿病であり、糖尿病関連の学会では発表・討論を行ってきましたが、免疫を主とした集まりでは初めての経験でした。
異なる分野のYIの先生方が集まっていることで、着想や結果の捉え方が異なり、各YIの先生方の発表や質疑の切り口の一つ一つが、非常に印象的でした。しかし、各分野を超えた免疫の普遍的な考え方を再確認できた大切な場となりました。これは私が普段参加している学会や研究会では得られない経験でした。
発表前からtutorの先生から発表内容やスライド、研究野問題点等のきめ細かい指導を頂きました。グループdiscussionでは率直な質問をいただき、自分自身でもその質問から理解を進めるきっかけが得られたと思います。また、懇親会等で多くの若手の先生方・tutorの先生方と交流が持つことが出来、非常に楽しい時間でした。これからの自分の方向性を考えていた私にとって、大きな意味のある集まりでした。
MWSの大きな特徴は、『免疫』をキーワードに、高い志をもつ、様々な分野の同世代の先生方が集う場となっていることだと思います。MWSには、おそらく通常の学会に参加をしても得られない、特別なものがあると直感しています。もし参加を迷われている先生がいましたら是非参加を御勧めします。
Tutorを担当していただきました藤尾先生、AグループのYIの先生方、有り難う御座いました。最後になりますが、本セミナーを開催いただきました先生方、事務担当の方々、製薬会社の方々に、このような機会を与えていただいたことに、心から感謝します。
京都大学 皮膚科 中溝 聡
その実験の向こう側に患者さんの顔は見えていますか?
Midwinter Seminarに参加して、“臨床に直接つながる研究をする“というスタンスを前面に押し出している会があることに驚きました。研究というとなかなか自分が生きている間に世界の役に立てることが難しく、それを実現した人がノーベル賞などでたたえられていると今まで考えていました。そしてノーベル賞は自分からは遠いものという思いがありました。しかし、それを目指して研究している人がいるのを見て、いつかはそこまで行けるのではないかと少し思えました。
他分野の臨床科の先生(ほとんどの先生は臨牀の方がメイン)と触れ合える機会は少なく、皆がどういう風に1日を使っているのか?これからどういう風にキャリアアップを考えているのか?などを知れてこれからの自分の人生設計に大いに役立つと考えています。
このセミナーでもっとも驚いたことは、一人一人の発表スライドをチューターの先生がコメントされ、悪い部分を直していただいてから発表する。というシステムです。こんな大変なチューターを引き受けてくださるだけあり、懇切丁寧に教えてもらい大変ためになりました。藤尾先生にはこのたび大変お世話になりました。
琉球大学大学院 医学研究科 感染症・呼吸器・消化器内科学 金城 武士
Midwinter Seminar (MWS) 2013に参加して
このセミナーに参加して、「参加しなければよかった」と後悔している人は果たしているのだろうか? セミナー初日、過去の参加者の感想が紹介されていたが、その中で最も印象的だったのは、「このセミナーの唯一の欠点はたった一度しか参加することができないこと」というものだった。今、セミナーを終え、私も全く同じ心境である。もちろん今後も自費参加はできるのであろうが、Young Investigators(YI)の立場で参加できるのはたった一度きりなのである。なぜ、こんなにも魅力的なセミナーなのか? 以下にまとめてみた。
(1) セミナーは開会前から始まっている
参加者は3-4名の小グループに分けられ、それぞれのグループにはTutorの先生がつき、スライド作成から研究に関する全般的なことについて貴重なアドバイスを頂くことができる。スライドが完成したら今度はグループ内でスライドを共有し、お互いの研究に対する質問やコメントをEメールで送りあい、ディスカッション。このやりとりを通して、自身の研究発表に磨きがかかり、またグループ内に仲間意識が芽生えてくる。このため初対面なのに初めから会話が弾み、緊張がとかれ、セミナー全体の雰囲気は初日から活気に満ちたものとなる。
(2) 様々な分野の研究者たちとの出会い
学会に行けば他施設の研究者との交流はできるであろう。しかし、このセミナーにおける交流は質が断然違う。セミナー中はすべての参加者がカジュアルな服装であり、ディスカッションはあくまでYI主体に行われる。ホテルでのウェルカム・レセプションやカクテルパーティーの他、プログラム終了後に希望者は居酒屋に場所を変え、一部はTutorの部屋に押し入り飲んで語らうことで、他では得られない「絆」を深めることができた。
(3) 南の楽園、沖縄のリゾートホテルで開催されるということ
北海道からの参加者が「気温差30℃」という話をされていたが、沖縄では2月でも天気に恵まれれば日中は半袖で過ごせる。そんな沖縄の有名リゾートホテルでセミナーは開催される。日常の雑踏から隔離された南の楽園、沖縄で、研究の話題に没頭できるこのセミナーの意義は大きい。また、フリータイムには美ら海水族館へ行ったり、ダイビングを楽しむこともできる。
私はMWS 2013で、様々な分野で活躍するTutorの先生方、またYIのみんなと出会えたことが、今後の研究生活の糧になると確信しています。最後に、Tutor、Discussion Facilitatorsの先生方、そして運営に携わった事務局の方々に心から感謝申し上げます。
慶應義塾大学 医学部 先端医科学研究所 細胞情報研究部門 中村 麻里子
MWSに学生で参加して
研究室の方に勧めていただき、MWS2013に参加させていただきました。
そもそも臨床の先生方が主に参加される中で、学部学生が参加していいものか不安でしたが、嬉しくも参加の許可をいただくことができました。
学生として、知識や経験の不足は否めませんでしたが、参加するにあたり、出来る限り議論についていき、積極的に参加者の方々との意見交換を行い、新しい視点で自分の研究、また自分の今後の(臨床家及び研究者としての)医師人生についてもじっくり見つめたいと思っていました。
セミナーに向けての準備として、tutor及び同じグループの先生方と、何度かメールや電話、あるいは直接、議論させていただきましたが、議論は活発に行われ、自分では普段気に留めなかった部分を指摘していただくこともあり、とても勉強になりました。また、tutorの藤尾先生にはプレゼンの仕方など、様々にご指導いただき、おかげさまで発表も討論も充実したものにすることができました。思いがけず、“ヤングシーサー賞”をいただくこともでき、今後の研究に対するモチベーションも一層高めることができたと感じています。また、セミナーは朝から夕方まで発表と討論が続く日もありましたが、あらゆる専門分野の先生方の研究のお話を聞くのはとても楽しく、また研究へのアプローチの仕方も様々で大変興味深く伺うことができました。
そして、tutorやYIの先生方とは飲み会でも楽しく交流させていただき、翌日がやや寝不足気味な日もありましたが、先生方の貴重なお話を沢山伺うことができ、また様々な診療科のお誘いもいただき、本当に贅沢な時間を過ごさせていただきました。一生記憶に残る良い思い出になったと思います。
最後になりましたが、DFの先生方、tutorの先生方、YIの皆さん、そして運営に携わって下さった事務局の方々、このような素敵な会に参加させていただけたこと、心より感謝申し上げます。そして研究に興味のある学部学生の参加が今後一層増え、MWSが益々発展していくことを願っています。
九州大学 病態修復内科学 上田 彰
今後の貴重な財産に
この度は、Midwinter seminar 2013に参加させていただきました。
私の参加のきっかけは、研究室の上司に勧められてのものでした。はじめは、私の研究テーマはHLAの統計解析でしたので、臨床免疫学会のテーマに沿うものか不安な気持ちでした。しかし、異分野の多数の若手の研究者と数日間交流させていただける企画であり、大きな刺激を受けることができると考え、参加しました。
このMWSの特色として、一人当たりの発表時間、そしてその後の討論時間が長く取っているという点があると思います。多くの参加者が感じるように、討論が積極的になり、様々な議論がふくらみ、非常に勉強になりました。また、投稿されていないという点で必ずしも完成はしていない他の研究者の研究内容の進め方、その意義、そして作業過程を勉強させていただける数少ない機会でありました。私の発表内容は、上記の通り、ウェットの免疫学ではありませんでしたが、ご質問を頂け、自分の研究を新たな視点で見直すことができるようになったと思います。
また、今回MWSに参加することで、多くの若手の研究者、またTutorの先生方と顔見知りになることができました。今後の貴重な財産になったと思います。
最後になりましたが、このような素晴らしいセミナーを開催し、支えて下さったスタッフの皆様に感謝申し上げます。今後もMWSが益々の発展を遂げることを願っております。
東京医科歯科大学大学院 膠原病・リウマチ内科学 長谷川 久紀
先生方や研究者との交流で得られた、密度の濃い4日間
時が過ぎるのは早いもので、沖縄で一時的に花粉の抗原回避に成功し、朝起きてカーテンを開けたら美しい海が眼前に広がっている夢のような快適な日々から早くも1ヶ月が経ちました。悲しいことに帰京後、花粉症症状はすぐに再燃して現実の世界に戻され、自分の免疫応答の強さを恨みつつ、現実の世界で研究に励んでいます。そして本日もこの感想を書きながら目を充血させています。
今回、Midwinter Seminar 2013に臨むにあたり、自分が一番の目標にしたのは、他大学や他分野の先生方・研究者と交流することでした。シャイな性格に加え、アルコールが苦手な自分は、学会等の懇親会では医局メンバーでいつも集まってしまい、他大学の先生方との交流がなかなかできませんでした。今回、いい意味で半監禁状態の沖縄で、日中は免疫に関するプレゼンテーションとディスカッションに、夕方以降は懇親会や余暇に集中するという密度の濃い日々を通して、年齢や職位、専門分野、臨床系・基礎系に関わらずたくさんの先生(仲間)と話す機会を得て、交流を深める事ができました。自分と同分野の他大学の若手の先生方がどのような教育を受け、どのような視点で臨床に従事したり研究を行ったりしているのかや、基礎の先生方がどのようなポリシーで研究を進めているのかを知ることができたのは非常に有意義でした。また、若手の先生の中に、first authorで研究論文をすでに何本か出している先生もいらっしゃり、大きな刺激になり、今後の研究生活に対する自分のモチベーションを高めました。
元来、自分は学会への参加は消極的でしたが、今後はMidwinter Seminarで得た仲間と交流できることを1つの楽しみに、積極的に学会に参加していきたいと思いました。そして、仲間の発表内容や研究姿勢から刺激を受けては自分の研究生活に還元し、自身も学会で定期的に発表できるよう新しい結果を求め、研究に邁進したいと思います。
最後になりましたが、今回のMidwinter Seminar 2013では「臨床免疫」とは何なのか、physician scientistのあるべき姿勢は何なのかを再認識させられました。自分の研究が臨床でどのようにいかされ、患者さんの治療等にどのように役立っていくのか、また、臨床で感じた疑問点を解明するにはどのような実験系を考案し研究を進めればいいのか等を、研究や臨床の業務で忙殺された日々の中でも常に意識して生活していきたいと思います。
防衛医科大学校 臨床発達臨床医学 医学研究科 本間 健一
参加者にしかわかり得ない一生の財産
Midwinter Seminarの存在は知っていましたが、研究の進捗状況から参加をためらい、大学院4年目という時期の参加になってしまいました。実際に参加して来た今では、深く悩まずにもっと早く参加しておけばよかった、できるならまた参加したい!と強く感じています。
臨床医を経てから、研究を志して免疫学の世界に入ることは回り道であると、基礎の先生に言われたことがあります。しかし、自分にとっての研究に取り組むことになったきっかけは、病棟で担当した重症の患者様の役に立ちたいという一心からでした。臨床医を経験して、既知の医学では説明できない疾患に悩んだことで、高い志を持った臨床研究ができるのだと今でも考えています。
このSeminarでは、そのような高い志を持ち研究医、臨床医として既にご活躍されているTutorの先生がた、同様の悩みを抱えながら充実した研究をされている若手研究者(YI)の方々と4日間を過ごすことができ、臨床医学の重要性をあらためて体感することができました。
参加する当日までは、事前に配布された4日間のタイムスケジュールに圧倒されていましたが、Tutorの先生とのDiscussionを通じて、各々が当日持ち寄った研究発表は、15分間という時間を感じさせないほど、あっという間に過ぎていきました。内容は非常にバラエティーに富んでいましたが、基本的な質問も非常にしやすい雰囲気で、自分も感じたような質問にうなづくことや、なるほどなと感じる質疑応答の連続で、自分自身の視界が広がることが何度もありました。
このHPを見た方の中には、周りに参加したことのある先生がいらっしゃらない方もいるかも知れませんが、そのような先生ほど、自分の研究について違った側面から親身にDiscussionしてくださるTutorの先生方と知り合い、同じ悩みを抱えるYIの方々との絆を深めることができるこのSeminarに参加してみるのが良いと思います。
沖縄という土地柄、気候にも恵まれ、セミナー会場では知ることのできなかった参加者同士の交流は、実際の参加者のみしかわかり得ない一生の財産になることと思います。
最後になりましたが、大変お忙しい中、本セミナーを開催して下さったDFやtutorの先生方、事務局の皆様、製薬会社の皆様に心より感謝申し上げます。この度は誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 口腔顎顔面病理病態学 犬伏 俊博
研究に集中し、積極的に仲間と交流できるプログラム
今回、MWSに初めて参加させていただきました。それまでは、免疫と名のつく学会に参加したこともなかったので、参加された皆さんとうまくディスカッションできるか不安でした。しかし、皆さんのプレゼンテーションは非常に分かりやすく、また、セミナー自体がオープンな雰囲気の中で運営されていたので、積極的にディスカッションにも参加することができました。これは、運営されている先生方の臨床免疫学に対する熱意の表れだと感銘を受けました。セミナー中に研究と仲間との交流に集中することができたのも周到に準備されたプログラムのおかげだと思います。一度しか参加することができないことは非常に残念ですが、今後、学会などでセミナーに参加された先生方と再会することが楽しみです。今後もこのセミナーが継続され、臨床免疫学会がますます発展されることを心よりお祈り申し上げます。
筑波大学 医学医療系内科 膠原病・リウマチ・アレルギー 飯塚 麻菜
客観的に研究を考察する良い機会に
沖縄での4日間、大変有意義な時間を過ごすことができました。これまで、様々な学会に参加してきましたが、討論時間が短く、研究の核に迫る議論は少なかったように思います。しかし、MWSでは発表15分、質疑応答15分という時間を与えて頂き、「臨床免疫」という言葉で繋がる異分野の方々からたくさんの意見を頂くことができました。新たな研究の方向性が示され、自身の研究を客観的に考察する良い機会となりました。
最後に、親身に御指導頂きました塚原先生ならびにDFの先生方、準備をしてくださいました事務局の方々、そして、MWSを通じて知り合うことのできたYIの方々、本当にありがとうございました。
熊本大学 皮膚科形成再建科 本多 教稔
研究の大事な原点
とても充実した4日間でした。MWSに参加した大学院の先輩達が口をそろえて行ってよかったと言っていたのを聞いており、以前から興味はあったのですが、研究テーマが免疫学と直接関係がないため縁がないものと思っていました。上司から参加の話をいただいた時も参加して大丈夫なのかと悩みましたが、やはり参加してよかったと思います。
同世代のYIと朝から発表と討論を行い、夜は飲みながら研究の話を熱く語り合い、YI達の研究に対する姿勢に大いに刺激を受けました。皮膚科の学会などでも、研究などについて話すことはありますが、このように一日中研究について話したことは無く、まして多くの他分野の研究者の話を聞く機会もないため、今回の経験はかけがえのないものになりました。
セミナーを終えて、自分が研究を行なっている中で、目の前の結果を追いかけ視野が狭くなっていたように思いました。これから、臨床にどうつながっていくかを常に考えながら研究に取り組み、また、臨床においても研究を意識しながら行いたいと思います。何のための研究なのか、大事な原点をあらためて認識させられた貴重な経験になりました。
今回のMWS2013参加にあたり、たいへんお忙しい中、ご指導いただきましたTutor、DFの先生方、運営してくださったスタッフの方々に熱く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
慶應義塾大学 医学部 呼吸器内科 南宮 湖
素晴らしい仲間に出会え、臨床免疫学のphilosophyを学ぶことができた沖縄の冬
今回、同じ研究室の先輩から紹介していただき、MWS2013に参加させていただきました。
このMWSを通して、自分の研究に対する示唆に富むフィードバッグを頂き、今後の研究計画に生かせるようになったことはもちろん、多くの仲間に出会え、そして、「臨床免疫学」という学問のphilosophyを学ぶことが自分にとって何よりの収穫でありました。
なぜ、我々、臨床家が基礎的なアプローチを用いて、問題解決に取り組むかという根源的な問いかけに対して、Tutor、DFの先生方が自分自身の体験談を交えて、熱く語られている姿が何より印象的でありました。そんな先生方の熱い姿を目にすることができ、自分自身も、これから研究生活を送っていく中で、自分が取り組む研究テーマが変わったとしても、研究に対するphilosophyが変わることはないだろう、そんなことを思わせてくれたセミナーでありました。
12月から2月のMWS当日までご丁寧にご指導くださったTutorの山岡先生をはじめ、MWSの期間中に親身になって教えてくださり、夜遅くまでお酒を片手に語り合ったTutor、DFの先生方、MWSを支えてくださった事務局の方々、そして、楽しい時間をくれたYIの仲間達に、心から感謝申し上げます。今後とも末永くどうぞよろしくお願い申し上げます。
慶應義塾大学 医学部 リウマチ内科 菊池 潤
MWSで学んだ、研究に対する姿勢
冬の沖縄は予想以上に良いところでした。昼は天気にも恵まれて、心地よい海風を浴び、夜は沖縄民謡の流れる中で、太鼓を叩いたり踊ったり、ともに過ごす仲間たちと泡盛片手に楽しくゴーヤチャンプルをつつきました。
さて、私がMWSに参加したきっかけは、上司からの勧めでした。当初は敷居が高いのではないかと不安な気持ちでした。しかし、Tutorの先生や同じグループのYoung Investigators(YI)の先生との事前のディスカッションを通して、皆で協力して良い発表にしようという雰囲気に期待が大きくなりました。事前のグループディスカッションではSkypeやメールで、プレゼンテーションの工夫や、発表の穴となる部分の理解に深みを増すように考えられていました。
いざ研究発表では、本質をつくような厳しい質問や異なる分野の視点から見た意見など、積極的な議論を交わします。どのような質問や議論がなされるのかわからない恐さと緊張感がありますが、それもまた醍醐味でしょうか。厳しいように思いますが、目指す方向は一緒に思います。研究により磨きをかけて、臨床への応用に結びつける。結果として、いろいろな進歩につながる。この姿勢を学ぶことができるのがMWSのよいところだと思います。
また、分野は異なっていても、「臨床免疫」という共通したYIの皆様の研究発表や研究姿勢に大変鼓舞されました。そして同じ議論の場で過ごせたことを誇りに思います。
このセミナーを通じて、前進する力を頂きましたし、今回参加できなかった同じ研究室の皆にも伝えていきたいと思いました。
最後に、親身に接してくださったDiscussion Facilitators、Tutor、YI、細やかな心遣いに支えて頂きましたスタッフの皆様に多大なる感謝を申し上げます。この日々をともに過ごした繋がりを大切にしたいと思うと同時に、このセミナーが続いていくことを希望致します。
Department of Pediatrics, University of California, San Diego 緒方 昌平
日本の臨床免疫に夢を与えるMWS
留学生活も2年が経過し、研究成果が少しずつ出始める一方で、帰国後ここで学んだことをどのように反映させていくか、どのように臨床に役立てるべきかなどを考えていた時期でした。そんな時、同じ留学先で、以前研究をされていたMWS2008 YIの中野先生から参加のお声を掛けていただきました。MWSが理念としている「診療領域超え、臨床応用を志向する若手Physician-scientistsの育成」は、正に自分が抱いていた思いを払拭させてくれるチャンスと思い、すぐに「参加希望」の返答をさせていただきました。
全国より診療科を超えて集まったYIの発表内容は、どれも高度かつ完成度が高く、圧倒されました。しかし、どの発表も事前にTutorや同じGroup間でDiscussionされているため、最終的に臨床を則した形での発表なっていて、非常に分かりやすく、興味を惹きつける内容でした。夜は連日酒盛りに参加させてもらい、「泡盛」を飲みながら色々な先生方と語りあいました。同じ世代で切磋琢磨している先生方と仲間になれたことは貴重な財産となりました。
このような環境を温かく見守ってくれていたのがDF、Tutorの先生方、そして事務局の方々です。各分野の第一線でご活躍されている先生方が、今後の日本の臨床免疫学の発展に強い想いを馳せながらこのセミナーを企画していることが全ての場面で感じ取ることができました。そういった先生方と話をし、アドバイスを直接いただくことができたのは大変光栄でした。
海外留学して2年目でのMWSの参加でした。海外の研究システム、ネットワークの充実に圧倒されていた2年でしたが、MWSは日本で研究し、医療への貢献していくことへの希望を与えてくれました。将来、MWSのYIから世界に羽ばたく人が沢山でてくるように感じます。同じ仲間がそれぞれの分野で活躍されることを楽しみにしています。
最後に、大変な労力をかけて準備、運営し、このような機会を与えて下さいましたDF、Tutorの先生方、事務局、学会の皆様に、この場をお借りし御礼申し上げます。そして、時差の影響でDiscussionの時間調整が難しい中でも色々と丁寧に指導していただいた担当Tutorの山岡先生、本当にありがとうございました。また、皆様とお会いできる日を楽しみにしております。
九州大学大学院 歯学府 口腔顎顔面病態学 顎顔面腫瘍制御学 前原 隆
MWS2013に参加して
私の現在の臨床研究テーマは『シェーグレン症候群とIgG4関連疾患の病態形成における Th サブセットの関与』です。MWSでは事前段階でチューターの先生とディスカッションを行い、いろいろと御指導をいただきました。また同じ発表グループの先生とも事前にやり取りを行い発表前からとても良い関係を築けたと思います。
実際に沖縄の地でYIの先生とお会いし、研究や日々の臨床の話、プライベートな話題など毎日飲みに行きましたがまったく話題がつきませんでした。留学の話や過去の失敗談、当直中の仰天エピソードなど記憶に残るものばかりです。とても楽しく最終日は朝5時まで飲みました。半日あったフリータイムにはダイビングにも行けましたし、大変充実した時間を過ごすことができました。これからも学会やプライベートでまた飲みに行きたい!!と思えるYIの先生ばかりでした。ぜひこの関係が末永く続けばと思っております。
最後になりましたが、このような素晴らしいセミナーに参加させていただき本当にありがとうございました。そしてチューター・DFの諸先生方、事務局ならびに共催いただいた製薬会社など数多くの関係者の方々へ御礼申し上げます。
山梨大学 皮膚科学 花輪 書絵
細やかな指導と熱い討論
このたびはMWS2013に参加させていただき大変よい経験をさせていただきました。参加前よりチューターの先生より熱心にスライドを指導して頂き、他人にわかりやすいスライド作りを学びました。また、事前にチューターの先生から質問していただくことで自分の研究内容について考察が深まり、今後の研究の方向性についても考えるいい機会となりました。MWS2013が始まる前は初めて会うYIやチューターの先生と仲良くなれるのかと緊張が強かったです。実際には沖縄のインターコンチネンタルホテルに到着すると青い海を前にして参加者がリラックスして話しやすい雰囲気でした。事前にお互いのスライドを共有してディスカッションしていた事で同じグループの先生とは最初から打ち解けられたので安心しました。研究と臨床に日々邁進している友人との4日間は研究の初歩的な疑問も質問しやすく、楽しくディスカッションできました。私は臨床も研究も中途半端であると感じて自分は医師としてどうしたいのか悩んでいました。このセミナーで臨床医学の経験から生じる疑問やジレンマを解決するため研究していると再認識でき、今後も臨床と研究を続けていきたいと思えました。
MWSを開催していただいた事務局の方々、DF・チューターの先生に深謝いたします。臨床免疫学会の更なる発展を願い、微力ながら周囲の研究者にMWS参加を薦めていきたいです。
北海道大学大学院 医学研究科 免疫・代謝内科学 藤枝 雄一郎
いつ参加するか? 今でしょ!
この参加者の声をみる人は、MWSを懐かしんでクリックする人とMWSってなんだろう?と思った人と、これからMWSへ参加しようかな という人だと思います。
私もMWSを知って、このページを見て、どの参加者も絶賛するMWSに絶対に参加したいと思っていました。参加してみると期待以上でした。相手に研究内容を伝えるためのプレゼンテーションがいかに大事か、自分の研究のvisionは何かなど、教育をうける場でもあります。さらには同世代の仲間、チューター、セミナーに参加して頂いた教授などが同じように研究に対して悩んだことがあることを知り、私も研究者としてスタートラインにたっていることを実感できました。また参加しているのは、医師だけではなく、歯科医師やPhDそして学生も参加していました。職業や立場は関係なくみんな臨床免疫学というジャンルであることと、自分の研究が患者の役に立つことを願っていることで共通しているので、すぐ仲間になれました。あまりに濃密な4日間を過ごすため、ふとした時に懐かしくなり、ホームページを見たり、メールをしてしまいます。
委員長の上阪先生、指導してくれるチューター、他にもMWSの開催に関わったすべての方々の情熱のおかげで若手研究者はかけがえのない財産を得ることができました。恩返しするためにも、自分の研究は患者に還元し、経験は後輩に還元していきたいと思っています。
一流の教育と研究Visionとかけがいのない仲間を得ることができる会がMWSです。
いつ参加するか? 今でしょ!
北里大学 医学部 膠原病感染内科 東野 俊洋
MWSを終えて今思うこと
非常に濃密な免疫の世界を体験してから約2週間。
沖縄から戻ってきてからというもの、実験機器の一つ一つが輝いて見えるのは自分だけでしょうか。内科のみならず、皮膚や小児など様々な面からの免疫学の知識と考え方に触れることができたこと、また研究の目的は常に臨床に行き着くべきであると深く心に刻まれたこと、飛行機に乗れたことは私の一生の宝になると思っています。
このような経験をさせていただいたことに感謝をしています。
Discussion Facilitatorsの先生方、門野先生、Tutorの先生方、事務局の方、本当にありがとうございました。
今後もこのMWSが継続、発展してゆくことを願っています。
MWS2014の参加を考えている方へ
TUの先生方のご指導、同年代の研究者たちの研究に対する熱い想い、DFの先生方の何度でも聞きたくなるような講義に触れて、沢山の知識を得ることはもちろん、自分に多くの課題を発見して今まで以上にやる気が出ることは間違いないでしょう。ついでに泡盛とオリオンビールのうまさもこのMWSで見つかるかもしれません。
最後に、美ら海水族館のお土産はウミガメ(リアルなバージョン)のぬいぐるみの大小2段重ねがお勧めです。
産業医科大学 第1内科学 福與 俊介
MWSで経験した貴重な体験
春先の沖縄で天候にも恵まれ、おいしい料理とお酒を頂きながら、長い時間をかけて、他大学・他分野の先生方と、臨床と研究について、語り合うことができました。
会に参加するにあたって、事前にチューターの先生から御指導を頂き、グループの先生との討論を行うことで、自分の研究発表が改善されるとともに、同じグループの先生方の発表について理解が深まることで、会当日での気持ちの入り方がスムーズに進みました。
会では、他先生の発表について討論させて頂きましたが、席が臨床免疫において御活躍されている御高名な先生の隣だったこともあり、大変な緊張感と威圧感の中で、今までにないくらい集中することができました。貴重な体験で大変刺激にもなりました。また討論では、研究に対するアプローチの仕方や考え方、現象の捉え方など、多くの先生方の意見が聞けることで、大変参考になり見聞が広がりました。
朝昼は真面目に臨床免疫について語り合い、夜はお酒を飲みながら臨床免疫について語り合う会でした。参加する前は3泊4日は長い!と思っていましたが実際には短く感じるくらいエンジョイしました。お酒が入ることで、心の壁がなくなり、自分の思っている事や感じている事を素直に話すことができ、みんな感じている事や悩んでいる事は一緒なんだなと共感すると共に、仲間意識ができ、今後の研究に対するモチベーションとなりました。
今まではなんとなく学会に参加していましたが、なぜに臨床免疫なのかとか、歴史だとかを知るうちに、学会に対する情熱や目的に共感を持てるようになりました。このような体験は人生においてなかなかできないと思います。
最後に、この度はこのような素晴らしい会に参加させて頂き、主催者・共催者の皆様に感謝申し上げます。今回私は「臨床免疫学」について多くを学び、そして素敵な仲間たちと出会うことができました。今後の人生において、「臨床免疫学」というテーマを持って日々の臨床・研究・教育に努めて参りたいと思います。
慶應義塾大学 医学部 皮膚科 福田 桂太郎
研究の向こう側に見える景色を意識して
Midwinter Seminar 2013に参加させていただき、ありがとうございました。
素晴らしい時間を過ごすことができました。
チューターの先生との複数回のミーティング、同じグループのメンバーとのやりとり、そして沖縄の発表の場で皆さんから質問・アドバイスの1つ1つが、ピュアな学問的な興味・情熱から生まれてきたものであり、感動すると同時に私の研究の改善につながり、大変有意義でした。
分野が多彩であり、発表のレベルが高いことから、質問することが難しいこともありました。しかし難しい発表でも、研究の向こう側にベッドサイドが見える発表はどれも不思議と心に感じるものがありました。臨床免疫学に関わる者として、研究のことを考えるだけでなく、研究の向こう側にベッドサイドが見えることを意識することの重要性を感じました。
発表だけでなく、懇親会やフリータイムで、様々なバックグラウンドをもつ参加者の方々とお互いの研究だけでなく臨床に対する思いを語り合い、共有することで、科を越える絆ができたこともよい思い出となりました。
今回参加して得た考え方・知識・絆を今後の研究に生かせるよう、前進して行きたいと思います。
最後に、Midwinter Seminarという貴重な場を私たちに提供して下さった、主催者の皆様、DF、Tutorの先生方、そしてサポート頂いた皆様に感謝申し上げます。今後もこのセミナーが発展することを願っています。
国立精神・神経医療研究センター 免疫研究部 門脇 淳
研究をやっていて良かったと思えた時間
天気にも恵まれ、心地良い雰囲気の中で互いの研究について熱く議論を交わし合うことができました。議論をしやすい環境だったので、自分の意見を素直に言うことができましたし、学会でももっと質問してみようか、という気になりました。
研究を続けているとどうしても考えが狭くなってきますので、他分野の方々のレベルの高い研究に触れ、自分の研究に対しては斬新な御意見を多くいただき、自分の研究の方向性を再度考え直す絶好の機会であったと思います。今回のMWSのように他分野の人々が集まる会でも面白いといってもらえるような、良い研究を目指したいと思いました。
15分という短い発表時間の中で自分の言いたいことを言うのはとても難しいと感じましたが、シンプルで分かりやすく、を心がけなければ時間内に収まらないので、とても良い勉強をさせてもらいました。
研究は簡単に結果が出るものでは無く、ゴールに辿り着けるかも分からない中で不安になることもありましたが、MWSで自分と同じように研究をがんばっているYIの仲間達と触れ合い、沖縄で楽しい時間を過ごすことができて、とりあえずは素直に「研究やっていて良かったな」と感じました。
F組のチューターである門野先生の丁寧な御指導、F組の皆さまや他のチューター、YIの方々の御意見・御指摘にとても感謝しております。また、完璧なスケジュールを組んで下さった事務局の方々に感謝しております。今後もどうかよろしくお願い致します。
千葉大学大学院 医学研究院 アレルギー臨床免疫学 川島 広稔
同年代の研究者と語り合えるのが最大の魅力
私は大学院生として、マウスを用いてT細胞転写因子の基礎研究をしていました。マウスによる実験はそれはそれで大切なことですが、それのみでは臨床応用や現実性からは徐々に遠くなっていくことを残念に感じていた状況でこの会に参加しました。今回の会を通じて他の先生の発表や質問はそのような自分にとって大変刺激になりました。また、様々な分野の方と、特に同年代の方とざっくばらんにお話しをし合えることがこの会の最大の魅力であったと感じました。
東京大学 皮膚科 野田 真史
臨床科を超えた交流が、研究成果をより良いものに
この度は4日間の充実したセミナーに参加することができ、非常に有意義な経験となりました。指導医、事務局、スポンサーとなっていただいた製薬企業の皆さまに感謝申し上げます。
大学院卒業まであと1年であり、その学位論文にする予定の研究を発表させていただきました。今までにも医局内、皮膚科内で研究成果についてディスカッションしたことはありましたが、多数の科の先生方が集まる場で発表させていただいたのはこれが初めてでした。最初の佐藤俊郎先生との電話での打ち合わせですでにいくつかの追加実験を指摘していただき、次の直接会ってのチーム内ディスカッションではプレゼンテーションにおける注意点を指摘していただきました。そこでは聴衆に合わせてプレゼンの内容を変える必要がある(特にイントロダクション)ということをよく理解することができました。また、同時にチーム内のメンバーの発表を聞きディスカッションすることでその良い点、悪い点ともに自分の発表にも今後生かせると感じました(スライドの色使い、免疫学の研究で追求を受けやすい点、研究中に他のグループが同様の研究を行いインパクトが落ちてしまうことも多々ある、など)。
実際の沖縄でのセミナーでは天候もよくホテルもすばらしく非常にリラックスしてかつ研究の方針についてもブラッシュアップすることができました。大変感謝しています。メンバーの研究はどれをとっても完成度が高く、驚きました。特に臨床検体(末梢血など)を扱った研究では実際に応用するまでの距離が基礎研究に比べて近いように感じられ、興味深かったです。臨床科を超えて交流することは極めて少ないですので、このような機会を生かしディスカッションを進めることがお互いの研究結果をより良いものにしていくのに役立つと感じました。特に私自身の研究は実験の途中から肺、腎臓など多臓器の病変も扱うようになりましたので、内科の先生方からのアドバイスは非常に役立ち、今後指摘された点を中心に実験を進めていこうと思っています。
日本の研究についてですが、基礎研究は強い半面、臨床研究やTranslational researchが弱いと指摘を受けやすいのではないかと思います。それは施設間の壁が強いこと、製薬企業と大学間の連携が少ないことが原因の一つなのではないかと思っています。今回のセミナーでは製薬企業の研究者の方、他大学・他科の先生方との交流を深めることができる貴重な機会でしたので、今後もこのような連携を深めていくことで日本の研究の活性化を進めていければよいと考えています。
聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター 小松 梨恵
異分野の融合を通して、新たな興味を実感
これまでに参加された当センターの先生から「セミナーの準備はとてもハードだが、その過程はとても刺激的で充実感に満ちている。さらに仲間と共に沖縄で過ごすことで、その高揚感がさらに高まる。」との言葉を頂き、期待と不安の中、参加させて頂きました。実際に参加してみると、不安はすぐになくなりました。セミナーの準備ではチューターの先生のご指導のもと、自己の研究にどういう手段や戦略があるのか客観的に捉えるトレーニングを通して、プレゼンテーションのための論理構築を練り直すことができました。研究成果を知ってもらい発信力を上げる能力は、私が今後研究を進めていくうえで高めていかなければならない課題のひとつであると漠然と感じていましたが、わかりやすく発表する具体的な方法論を学ぶことができたと思います。また、実際のセミナーを通じて、異分野の若手研究者のプレゼンテーションの中からも自己の研究につながるかもしれないヒントを頂いたような気がします。改めて、異分野との融合を通して新たな興味がわくのを実感させていただきました。この機会で得た原動力をもとに、ラボに戻ってからもセミナーで得た課題に継続して取り組んでいこうと思います。最後になりましたが、セミナーでお世話になった皆様に大変感謝しています。
東京医科歯科大学 消化器内科 高原 政宏
かけがえのない経験
今回、MWS2013に参加させていく機会がありました。指導医からMWS参加のお話があり、昨年、参加された院生の先生から、勉強になるセミナーで、ぜひ参加したらと誘われ、今回参加させて頂きました。参加当初は、何かと不安でいっぱいでしたが、参加された先生やチューターの先生とすぐに打ち解けることもでき、日を追う毎に、雰囲気にも慣れ、天候にも恵まれ、非常に有意義なセミナーでありました。
セミナー内容は充実しており、私は消化器内科学を専門にしていますが、様々な分野の先生が参加されており、普段接しない分野の知識を得ることができましたし、今後の研究の参考になることも得ることができました。また、交流を深めることで、色々な先生から、臨床についても教えて頂くことができ、空き時間でも活発な討論ができました。
セッションの質疑応答においても、みなさん、非常に活発で、スライドだけでは得ることができない知識の勉強になりました。自分の発表においても、様々な先生方から、今後の研究に役立つアドバイスを頂きましたし、他科の先生からみての疑問点なども知ることことができました。また、同年代の先生方の発表を聞き、研究、臨床共に非常に頑張っておられ、非常に刺激をうけました。今後は、みなさまのアドバイスを参考に、実臨床に還元できるように研究を進めていこうと思います。
最後に、DFやチューターの先生方、YIの皆様、事務局の皆様、製薬会社の皆様に心より感謝いたします。
東京大学大学院 医学系研究科 内科学専攻 アレルギーリウマチ学 庄田 宏文
サイエンスを大きくする場
ジェームズ・ワトソンは「サイエンスは非常に社交的なものだ。だから己の敵の近くに居るように」と述べています。自分のアイデアを、他人に批評され、議論してアイデアの交換をすることでサイエンスは大きくなるのだと理解しています。MWSはこの精神を体現していると思います。皆が敵だとちょっとしんどいですが、少なくともチューターという味方が一人いてくれるのがありがたかったです。
札幌医科大学 第1病理 守田 玲菜
MWSで得られた大きな収穫
MWSに参加の機会を与えて頂き、委員長の上阪先生、御指導頂いたtutorの今井先生はじめDFやTutorの先生方に大変感謝申し上げます。誠に有り難うございました。
私の専門分野は癌免疫で、今回演題が最も多かった自己免疫疾患のメカニズムについてあまり知識が無く、グループ内での討論や当日の発表では、勉強の連続でした。しかし、一見自分の分野と違うような内容でも、癌免疫を理解する上で鍵になりそうな発表が多く、大変興味深く参加させて頂きました。学問的なこと以外にも、プレゼンテーションや質疑応答の仕方について御指導頂いたことも、私にとっては大きな収穫です。また、普段なかなか出会えない他分野の先生方とも知り合えて、違う分野の話も伺えて、大変刺激になりました。
今後も、MWSが1人でも多くの若手免疫研究者・臨床家が参加でき、いつまでも続いていくことを切望します。